こんにちは! T.Hターミナル駅長、ゆきの晄祐です。いつもご覧いただきありがとうございます。 今日はTOⅯIX、583系入線についてお話します。
12月3日(土)、ヨドバシカメラ横浜に於いて、TOⅯIXの思い出の寝台特急583系、鉄道模型入門セットを購入しました。帰宅後、シンボルマークと「ひばり」のヘッドマークを取り付けました。今回はコントローラー、線路があるため、後日これらを使って583系の試運転を行います。その後、ジオラマを制作して、とある都市と地方の観光地を結ぶ特急列車として運用させる予定です(※特急の愛称はひばり)。
実車は1967(昭和42)年に登場した国鉄型の特急列車で、1972(昭和47)年まで434両が製造されました。昼はボックス席の特急ですが、夜は座席がベッドに生まれ変わり、寝台特急として活躍しました。運用は、北は青森、南は西鹿児島(※1)までの各特急を担いました。
1987(昭和62)年に国鉄が分割民営化されると、583系の大半はJR東日本、JR西日本に受け継がれました。JR東日本では昼は「はつかり」、夜は「はくつる」、「ゆうづる」を中心に、JR西日本では「きたぐに」、臨時の「シュプール」を中心に走りました。しかし、新幹線の延伸開業や飛行機、高速バスの需要の増加に伴い、寝台特急や夜行急行の運用が減り、また昼間の特急に於いても他の車両が運用に就くケースになったため、583系の活躍は次第に縮小、車両の一部は419系、715系に改造され、地方路線の普通列車として運用に就き、残った車両は短縮された上で臨時列車の運用に就きました。
最終的に583系は、JR東日本では2017(平成29)年4月に、JR西日本では2015(平成27)年7月に引退、廃車となりました。廃車後、一部の車両は九州鉄道記念館、京都鉄道博物館、民間に、海外では2両の中間車が台湾にある台北機廠(※2)にそれぞれ譲渡され静態保存されています。
※1:現在の鹿児島中央。
※2:台北市信義区にある台湾鉄路管理局の車両工場。1935(昭和10)年10月24日に開設され、2012(平成24)年1月30日まで稼働した。2015(平成27)年、台湾の国定古蹟に指定された。
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