こんにちは!北極星特急車掌の「ゆきの晄祐」です。いつもご覧いただきありがとうございます。
12月10日(日)、この日は小田急50000形VSEの「本当の最終運行日」でした。コースは相模大野→片瀬江ノ島→喜多見電車基地→唐木田→新宿→喜多見電車基地→大野電車基地→秦野→海老名電車基地→箱根湯本→成城学園前というコースでした。私は都内で午前中に所用があるため時間の都合上、片瀬江ノ島、夜の箱根湯本、成城学園前等は行けませんでしたが、昼から夕方はVSEを撮影する時間を作ったので、始発の相模大野から8つめの到着地点、秦野で撮影することを決めました。
14時40分、都内で所用を済ませた後、新宿から秦野まで60000形ⅯSE「ふじさん5号」に乗車しました。車窓からは、50000形VSEをカメラに収めたり一目見ようと、多くの人々が線路沿いに集まっていました。途中の相模大野では、駅員が「ありがとうVSE」の横断幕を掲げていました。それほど、VSEの存在が大きかったのでしょう。
余談ながら、相模大野を出た直後に50000形VSEと遭遇しました。てっきり、新宿寄りまたは相模大野の通過線に止まっていたかと思いましたが、まさか私が乗っていた「ふじさん5号」の真横に停車していたとは驚きました。「あっ」と感じた私は思わずスマートフォンのカメラを起動させ、写真を撮りました。
相模大野を出て約26分後の15時37分、秦野に到着。南口から下車し、線路の真横を通る道路に出ました。沿道には数多くの方がVSEを待っていました。そして私が到着した12分後の15時49分、50000形VSEが来ました。沿道やホームからは歓声が響き、VSEはゆっくりとしたスピードでミュージックホンを鳴らし「皆様、只今参りました」を言ったかのように1番ホームに入線しました。
入線後、多くの方々がVSEを撮影。時には協力し合って譲り合う場面や、他の列車が秦野を通過、入線する際は駅員の注意を聞いて協力する場面が見られ、大きな混乱はありませんでした。
到着から40分後の16時10分、VSEはミュージックホンを鳴らして9番目の到着地点である海老名電車基地に向け発車。出発する際、ホームや沿道からは「ありがとう!」という声が響き渡りました。それに答えるかのようにVSEは「ありがとうね!」と言ったかのようにミュージックホンを鳴らし秦野を後にしました。VSEが秦野を去った後、私は小田原に向かいました。なお、VSEはその後海老名電車基地、箱根湯本を経て、20時頃に無事ゴールの成城学園前に到着したのことです。
箱根に旅行する際、私も50000形VSEを利用したことがあります。内装はとても豪華で、いかにも「旅情を楽しむロマンスカー」という感じでした。しかし、情勢の変化でロマンスカーの立ち位置が変わったり利用範囲が広がると「ロマンスカーは何の目的で走っているのか?」今回のVSE引退は、私に今後それを考えさせられる出来事でもありました。
なお、VSEの一部車両は今後、海老名にあるロマンスカーミュージアムに展示されるとのことです。
最後に。50000形VSE、18年間夢と希望、旅情を乗せていただきありがとうございました!
今日は以上です。ありがとうございました! 次回もよろしくお願いします!