東京メトロ丸ノ内線は1月20日(土)、開業から70年を迎えました。関係者の皆様、おめでとうございます。
1954(昭和29)年1月20日、池袋~御茶ノ水の約6.4kmが開業(※1)。後に「赤い電車」と親しまれた300形電車3両編成で運転を開始しました。
丸ノ内線は元々、1925(大正14)年に内務省より「東京都市計画高速度交通機関路線」の都市計画第4号線として計画されていました。1942(昭和17)年に着工が始まりますが、太平洋戦争激化によって1944(昭和19)年に建設中止、1951(昭和26)年に池袋~神田で建設が再開されました。
丸ノ内線はその後、淡路町、銀座、霞ヶ関、新宿、新中野と路線を伸ばし、1962(昭和37)年1月23日に荻窪まで開業し、現在の丸ノ内線が全通しました。
一方で支線は、全通前年の1961(昭和36)年2月8日に中野坂上~中野富士見町の約1.9kmが開業、その翌年の3月23日に中野富士見町~方南町の約1.3kmが開業し、現在の支線が全通しました。
車両は、開業時から1996(平成8)年まで300・400・500形が主力として走り、上記で先述した「赤い電車」として親しまれました。2024(令和6)年現在、丸ノ内線は1988(昭和63)年に登場した02系(※2)、2019(平成31)年2月に登場した2000系電車が主力として走っています。
※1:開業当時、池袋は仮駅として開業。幾多の切替工事を経て、最終的に1963(昭和38)年6月5日に竣工した。
※2:02系の一部編成に改修工事が施され、改修工事を行っていない未更新車は廃車された。しかし、東京メトロによれば2000系を今後も増備するとのことで、最終的に改修工事を行っている編成も置き換えられる計画となっている。
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